小林龍生 「ユニコード戦記」




木田康夫さんのtweetにそそられて購入した本書。貴重な体験を記した良書だと思うが3千円弱はちょっと高いかなと思う。


ユニコードの標準化の中で議論された具体的な問題を通じてそもそも文字符号の国際標準化というのはどういうことなのかが少し分かった。ユニコードの中身についても少し知識が深まって良かったかと思う。やっぱ技術系の話の方が読んでて楽しいかなと思った。木田さんの昔の話なども書いてあって興味深かった。


英語についてもけっこう書いてあったが、標準化活動に関わり始めた当初は英語力がかなり低かったらしく、そういう人が当時日本代表だったことは正直頼りなく感じた。努力の後にかなりの英語力アップを実現したらしいが、日本でもそろそろ英語はできて当たり前という感覚が共有できるようになりたい。



しつこいが、3千円弱という価格設定の理由が知りたい。。。