2013-01-01から1年間の記事一覧

安冨歩、本多雅人著「今を生きる親鸞」

西洋的な考え方に疑問と限界を感じている今日この頃、本書の存在を知り購入しておいたものを読み終えた。 いくつか参考になることを学んだように思う。 「他力」という概念。 安富歩氏著の「生きる技法」を読んだときにも感じたことだが、他者との関わりの中…

"Liars and Outliers: Enabling the Trust that Society Needs to Thrive" by Bruce Schneier

購入してからしばらく日が経ってしまったが、地道に読んでいたものが読み終わった。 セキュリティ分野に興味を持ち始めてから色々なものをネット上などで読みあさってきたが、この分野のエキスパートであるBruce Schneierの書いたものに巡り会うことは多く、…

"Makers: The New Industrial Revolution" by Chris Anderson

一応流行りものなのでしばらく前に買った本。イマイチ気乗りしないので本棚に寝かせつつダラダラ読んでいたものが今日読み終わった。Makers Movementのコンセプトは面白いがずいぶん早いうちに萎んでしまったように思う。Cody Wilsonが言うように"Talk is ni…

有川浩「塩の街」

この間読んだ「悪の教典」が面白かったため日本の小説にハマりつつあったところで友人から聞いてちょっと読んでみた。悪の教典ほど刺激的ではないもののユニークなストーリーでけっこうおもしろかった。 ストーリー以外で一つ面白いと思ったのは誰が主人公だ…

 貴志 祐介 「悪の教典」

ちょっと前に友人からもらったので読んでみた。 久しぶりに読んだ日本の小説だったが、刺激的で楽しめた。洋物というか米物の映画ばかり見ていて同じようなオーガナイズされた作りというか刺激の加え方に飽きていたのでちょうど良かった。やはり日本のように…

 安富歩 「生きる技法」

しばらく前に買った後に本棚に飾っておいた本だが、何となく気が向いて読んでみた。 本書で記憶に残ったのは、「自立とは依存すること」という考え方。 組織に依存せずに生きていけるようになることが目標だと思った数年前のことを思い出す。 Joi Itoもネッ…

Mike Gancarz著 「UNIXという考え方」

UNIXの使い方ではなく思想について書かれた良書。少し古い本ではあるが今でも読む価値はある。原著ではなく訳本を買ったのは翻訳後に細かい間違い等が正されたという評判を見たからだったような気がする。値段もお買い得だったような。特別なフレーズ等には…

岡留安則 「『噂の眞相』25年戦記」

以前、 川端幹人さん著の「タブーの正体!」を読んだ時かなにかについでに購入したと思われる岡留さんの著書。 噂の真相の名前はちょくちょく聞いた事があるものの実際の雑誌を読んだことはないのだが、日本のジャーナリズム的には重要な雑誌だったようなの…