平川秀幸 「科学は誰のものか」




遺伝子組み換え、再生医療原発のような不確定要素が多く社会への影響も大きい科学技術と社会はどのように関わっていけばよいのかというテーマの著書。


複雑化した科学技術の影響は明確に白黒つけられるものではなくあくまでもグラデーション的なものなので単純に賛成・反対の立場を決めるのではなく、一般市民その中身を良く理解して社会の中でどのように受け入れていくかを考え、議論し行動を起こすことが重要というような話。


全体的に驚くようなことは書かれていないがヨーロッパでの事例などを参考に堅実に説明されていると思う。読んでいて途中から割と退屈になってきたがとりあえず全部読んでみた。