江副浩正 「リクルート事件・江副浩正の真実」




江副さんの著書はリクルートのDNAを以前読んだが、リクルート事件については詳しいことはよく知らなかったので本書を読んでみた。


内容がかなり詳細なので正直読んでいて追いかけるのに疲れる部分もあったが、詳細な事実の記録という意味では価値がある一冊だと思う。元々の事実、取調中における会話、裁判での取り扱い、判決後という流れが分かるように記されているのが興味深い。


まぁでも結局こういうことに関わると膨大な時間を無駄にし、多額の費用を必要としたあげくに満足行く結果が出ないものなんだなと思ったので関わりたくないなと思う。


ただ、やはりスゴイと思うのはこういった事件を乗り越えて存在する現在のリクルートという会社。たまたまリクルートが入っている東京駅周辺のビルを訪れる機会があり、現在も立派にビジネスを行って成功している印象を強く受けた。