小室哲哉著 「罪と音楽」




逮捕のニュースを知った頃に当時のglobeの曲をYouTubeで聞いたりして懐かしくなってたので読んでみた。



本書の「罪」について書いてある部分はゴメンナサイ的なことばかりで正直あまり面白くなかった。

多少興味を持ったのは売れてた頃にあまり良くない人たちが周りに増えてきていたということだったが、具体的なことは何も書いていなかったので面白く無かった。まぁ、そのことを書くと人のせいにしてると批判されるだろーから、執行猶予の身としては書けないんだろうけど。誰か調べて書いてほしいなと思う。


本書の「音楽」の部分はけっこう興味深いことも書いてあったと思う。

音楽プロデューサがどういうことを考えて音楽を作っているのかが分かってけっこう面白かったし、やはり小室哲哉という人の音楽におけるプロフェッショナルな話が一番面白かった。印象に残ったのは小室哲哉の時代の見方とか他の歌手の見方、Jポップという分野の分析かなぁと思う。


ただ、最後の方に書いてあったエイベックスみんなで一気に50曲みたいな話は正直しょーもないと思った。数出しゃ良いってもんじゃないだろと思う。もっと質にこだわったっていうメッセージ性のあることやって欲しい。仮に50曲計画が実行されたとしたら世の中では騒ぎになると思うけど、オレは関わらないようにしよう。


一つ気になるのは、こんだけ謝らされてかっこ悪いイメージついた人にカリスマはもう戻らない気もすること。
やっぱ人を魅了するには相手を引きつけないとだからなぁ。


まぁ、これからどうなるか見てみよう。