畑村 洋太郎 「組織を強くする技術の伝え方」



技術を伝えてほしいと思っている知り合いが読んでいたので、翌日に買ってみた。
伝えられる側も伝える側が何を考えているかを知っといた方が良いかなと思った。
基本的には伝えられる側に伝わるように伝えようという話。
これは技術に限らず自分の考えを伝える際には基本だと思うのでむしろコミュニケーション技法だと思う。
本書の「おわりに」でもラブレターは読む人が分かるように書かないとダメだよ、ということで締められている。
技術の伝え方ということでは、歴史的な伝達の過程や技術の輸出入の際にちゃんと伝わらなかったためにその技術を用いた製品(エレベータや回転式ドアなど)で問題が起きているという分析が興味深かった。
伝える側がこういうことを考えて伝えようとしていることを踏まえて、これから色々と伝えられていこうと思う。