Personal Semantic Search Agent

ここのところずっと考えてきたSemantic Web上で実現させたいことについて。
要するにPersonal Search Agentを作りたい。"Wisdom of Crowds"という考え方をマルチエージェント環境に応用し、自分が欲しい情報を探してきてくれるパーソナライズされたサーチエージェントを作りたい。エージェント同士はP2Pのような形態でコミュニケーションをとりあって、情報の評価も行う。その情報評価に基づいて、情報探索を行う。ちょうどGoogleのクローラを自分用に持つようなイメージ。このエージェントは自分のPCリソースを使って動作せても良いが、誰かのデータセンターで動作させて提供されるエージェントを自分用に使うというのも有りな気がする。これは、Winnyとかからも分かるようにP2Pで常に通信し続けるソフトを常時起動させておくのはちょっとPCへの負担が大きいと思ったから。Google Agent、Yahoo Agent、Microsoft Agentとかが提供されて、自分が気に入ったものを使うようなことに将来なったら楽しいし、そのうち実現される気もする。
エージェントの研究はAIの世界で昔からあったようだが、いまいちうまく行かなかったという話も聞く。Semantic WebへのAgentの応用という分野では、Maryland UniversityのJames A. Hendler先生が有名っぽい。Labのページを見ると色々と行われているようだが、まだ目を通しきれていない。慶応大学のSFCの先生もSemantic Web関係のことをでやっているという話を聞くけど、日本ではWebの研究自体がおまり行われていないようにも思う。というか、この世界の研究は学術的に行うよりももっと良い形があるようにも感じる。journalとかをいちいち待っていたら誰かに先にWeb上で公開されてしまうかもしれないし。ということでXML Consortiumに参加しようかと考えて初めている今日この頃。