木村剛、三原淳雄 「騙されない社会人のための株入門―チャート分析に頼らない投資の常識」



本書はよく本屋さんで見かける「10日で設ける〜」、「デイトレードで簡単〜億円」のような本とは異なり、株を買うということの本当の意味や投資とはどういうことなのかといった日本では常識となっていない投資の基本について繰り返し説明されている。世間ではデイトレードやチャート分析がもてはやされているが、短期売買ではたまたま儲かることもあるが長期的に見れば儲かり続けるはずが無いということが強調されている。本書では投資の王道として、自分が応援したい会社の株を買うということを推奨している。投資という行為の基本的な考え方を学ぶにはとても良心的な一冊。