福岡伸一 「ルリボシカミキリの青」




福岡先生の本は読んでて楽しいのでとりあえず見かけた本を買ってみた。


これまでも福岡先生の本は何冊か読んだことがあったので特に新しいことはなかったが、生命における動的平衡的な考え方には改めて感心する。


一つ面白いなと思ったのは、ハチミツの話。ハチミツは80%という濃い糖濃度のため、他の溶液と交わったときの浸透圧がすごいらしい。そのため細菌がハチミツと交わると、水の動的平衡作用により細菌の水分がハチミツに吸い取られてしまい、細菌が脱水症状を起こすらしい。この作用により、細菌はハチミツに近づけず、ハチミツは半永久的に腐らないらしい。


そんなハチミツの話に感動しながら高知県産の生姜ハチミツを紅茶と一緒に楽しむ今日この頃。