スティーヴン・ホーキング, レナード・ムロディナウ 「ホーキング、宇宙のすべてを語る」




苫米地英人、宇宙を語るで題材にされていたので読んでみた。
ガリレオニュートンアインシュタインから量子力学超ひも理論への物理学の流れが宇宙の話と絡めてそれなりに専門的に書いてあり面白かったと思う。物理は専門ではないので受験と大学で勉強した程度プラスアルファぐらいの知識しか持ち合わせていなく、アインシュタイン相対性理論も何となくしか理解していないので光速とか時空の話もなんとなく、あーそだったかなーぐらいの感じで割と新鮮に感じた。

まぁ、苫米地さんの本を読んだ後だったのでビッグバンの話にはそんなに説得力を感じなかったのと、あっちこっちで神がなんたらって言う言い方をしてるのもちょっと違うかなぁという印象だった。ハイゼルベルグ不確定性原理ゲーデル不完全性定理の話は書いてあったように思うが、チャイティンの全ての系におけるランダム定数Gの話までは触れておらず、神の否定まではできてないないのかなぁという印象だった。やっぱ苫米地さんの言うようにカント哲学への傾倒が問題なのかなぁと思った。まぁ、カント哲学あんまり知らないけど。

本はカラフルで小綺麗な感じが気に入った。ホーキング、未来を語るっていう本もあるみたいだからそのうち読んでみてもいいかなと思った。