竹内薫 「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方」



メタデータ株式会社の野村直之さんがITproの記事で紹介していて面白そうだったので読んでみた。
本書が言ってるのはとにかく「常識を疑え!!」ということだと思う。
大枠での主張はいいこと言ってるし面白いと思ったけど、個々の具体例がちょっとうそ臭くて議論がやや稚拙になっていたのが残念。
おそらく一般向けに分かりやすくというか受けるように書いたんだと思うけど、もっと学術的に詳しく説明してくれると説得力が増したと思う。
気になったのは、

最後の日本の海岸線の話に関しては、話自体は大したことないと思うが、知り合いが見事に誤解してたのを思い出した。
そいつは、海岸線を測るときの精度を限界まで上げていくと、結局全体の長さは無限大になると言っていた。
それに対して、「んじゃ、日本列島一周できないはずじゃんっ!!」という突っ込みを入れたら、焦って本のせいにしてたのを思い出した。。
でも、この本には無限大とかそーゆーことは書いてなかった。
ちなみにそいつはバリバリの理系。