日本経済新聞社 「ソニーとSONY」



日本を代表する企業であり、高いブランド力を持っていたソニーの業績が悪化した。それに伴い経営トップは出井信之からハワード・ストリンガーへと交代した。ソニーSONYへとなったのか。出井ソニーはどこで間違い、ストリンガーはどこへ行くのかといった内容である。井深大と森田昭雄によって創られた東京通信工業株式会社はソニーとなり、今では50%を超える株主が外国人であると言う。NY証券取引所にも上場し会計制度もアメリカ式を採用している。そういう意味ではソニー外資系企業とも言える。業績不振の原因は主力のエレクトロニクス事業の不振であったという。デジタルテレビ参入の遅れの影響は大きかったと思う。個人的には、ソニーに限らず日本の企業はソフトウェアが弱いと思う。特にインターネットの活用という点ではアメリカに勝てる気配が無い。日本企業のハードウェアはかなり質が高いと思うが、ソフトウェアがどうにも弱い。分かりやすい例が携帯型mp3プレーヤである。ソニーWalkmanはバッテリーのもちも良いしハードはとても良いと思うが、sonic stageは最悪だ。何より酷く重いし、著作権関係がかなりウルサイ。一方iPod nanoは14時間しかもたないが(まぁ、十分かもしれないが、自宅からアメリカに着くまで充電不要が理想である。)、iTunesが使いやすい。iPodを持ってない頃から愛用していたくらいである。ということで結局iPod nanoを買ってしまった。日本のハードウェアがすばらしいのと同じようにソフトウェアも良質なものができるようになって欲しい。