丸山茂徳著「科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている」




博士の異常な鼎談で丸山先生の話に興味を持って買った著書の1冊目。

地球温暖化問題を切り口に、21世紀の本質的な問題を科学的に指摘していたと思う。問題の分析及び結論には非常に説得力があったように思う。ただ、ややアメリカを評価しすぎているようには感じた。丸山先生がスタンフォード大学にいたことと関係があるのかもしれない。

まず、基本的に地球はこれから寒冷化する可能性が高いということらしい。っで、要するに本当の問題は人口増加による食糧危機と資源枯渇。このまま何の対策もしないと21世紀後半は世界人口40億に減らすための殺戮時代に突入するという恐ろしい話。日本が自国の食糧自給だけで養える国民は技術の進化を考慮に入れても6千万人だけらしい。要するに人口半分にしないとダメらしい。
しかも食糧危機が起これば大量の人口移動が起こる可能性が高い。日本にも中国とかから大量に難民が押し寄せてくるだろう。ってゆーか、日本を侵略してくると思う。人間が殺し合いを繰り返してきたのは人類の歴史が証明している。地球の寒冷による食料危機と戦争の時代が一致していることを示すグラフが印象的だった。だが、現状ではこういった問題意識は一般には全くされていないし、仮に問題意識が共有されたとしても、人類が一度手に入れた豊かな生活を我慢して節約できるほど賢いとは思えない。


そんな21世紀を生き抜く対策を考え中。