苫米地英人 「洗脳原論」




ドクター苫米地本の第3弾。

この本は最近書かれている本に比べて素直にしっかりと書かれている印象だった。

内容も、洗脳がどのようなメカニズムで行われ、どのようにして脱洗脳するか、という方法論がしっかりと説明されていて非常に興味深かった。本書の中で使われているデプログラミングという言葉が示唆するように、人というのもプログラミングできるんだなぁと思った。しかもそれが、ホメオスタシスという、発汗作用のような生物の自律メカニズムを用いて変性意識状態(Altered States of Consciousness)に誘導することによって行われるというのは特に興味深かった。

具体的な手法を知って、自分が普段意識的に行っているコミュニケーション手法の一部は、やや洗脳手法を取り入れている気がしたのも興味深かった。

もうちょっと色々と勉強してみようと思う。